悩みを聞いてもらいたい時、占いとカウンセリングどちらを受ければ良いのか迷うこともあるかと思います。
この記事では、占い大好きなカウンセラーである私が
占いとカウンセリングの違いについて
また、それぞれどのような人におすすめか、徹底解説していきます。
占いとカウンセリングの違い6つ
占いとカウンセリングの違いはざっくり6つに分けられると思います。
- ベース理論の違い
- 情報源の違い
- メインで発言する人の違い
- 効果の持続性の違い
- 結論を出す人の違い
- 得られるものの違い
順にご説明していきますね。
ベース理論の違い
占いは、各占術の理論(統計学などに基づく)をベースにしており、
カウンセリングは、心理学の理論をベースにしています。
情報源の違い
相談をする時には、お客様からどのような内容かを聞きます。
占いでは、お客様が言った相談内容をそのまま占います。
<占いの場合>
お客様:主人との関係で悩んでいます。どうすれば良いですか。
占い師:じゃ、ご主人とあなたの関係について占ってみますね〜。・・・・
お客様の相談内容(最初の言葉)+占いの結果・・・【お客様の外部からの情報がメイン】
カウンセリングでは、どうしてそのことで悩んでいるのか、本当はどうしたいのか、など
お客様と会話をしながら考えていく作業をします。
<カウンセリングの場合>
お客様:主人との関係で悩んでいます。どうすれば良いですか。
カウンセラー:ご主人との関係で悩んでいて、どうすれば良いかと思っているのですね。
具体的にはどういった悩みでしょうか?・・・・
上記のように、お客様自身の言葉で語って頂きながら、本当に解決したい問題を探していきます。
別のところに問題が隠れていることも、しばしばあります。
これは占いでは普通分からないことだと思います。
たとえば、お客様が最初に発した言葉は「主人との関係がうまくいかない」という内容だったのに、
本当の悩みの種は「昔、母親に言われて傷ついた言葉」だったりする場合もあるのです。
また、お客様が言葉では「本当は主人のことなんかどうでも良いと思っているんですよ」と言っているけど、明らかに強がっている場合など、表情や仕草などもよく観察して考慮しています。
お客様の応答、表情、仕草など・・・【お客様の内部から出てくる情報がメイン】
メインで発言する人の違い
上記で解説した、情報源の違いから、自然と発言する人に違いが出ます。
占いでは占い結果の説明が多くなるため、占い師さんがメインで発言することが多いです。
カウンセリングでは、カウンセラーが相談者さんに質問することが多いので、
質問に答える相談者さんがメインで発言します。
占い:占い師
カウンセリング:相談者
効果の持続性の違い
占いは、鑑定結果を聞いた直後に強い高揚感を感じます。
しかしそれは、長くは続きません。
一方カウンセリングは、占いのように高揚感を強く感じることは少ないと思いますが、
効果はじんわり長く続きます。
- 強さ:占い>カウンセリング
- 持続性:占い<カウンセリング
結論を出す人の違い
占いは、占いの結果を見て占い師が結論を出します。
カウンセリングは、お客様自身が結論を出します。
カウンセラーはお客様が結論を出せるように考えを整理したり、無意識に考えていることを引き出したりするお手伝いをします。
(ちなみに占いの場合は結論に「従うかどうか」「信じるかどうか」はお客様自身で決めることです。)
得られるものの違い
これまでの話のまとめ的な結論になりますが、占いとカウンセリングの得られるものは以下です。
占い:高揚感
カウンセリング:納得感
少々簡単に言いすぎましたが、個人的には上記だと思っています。
占いは、当たっている、外れている、等のギャンブル的な要素と、
「占いが当たる」という神秘的な体験から、
得られる高揚感はカウンセリングよりかなり強いものとなります。
一方、カウンセリングは自分自身を深く見つめていくことで普段は気が付かなかった自分のピュアな気持ちを知ることができます。
自分自身から出てきた答えなので、占いよりも納得感があります。
ちなみに、幸福感はどちらも得ることができると思っています。
占いとカウンセリングの選び方
これまで説明した通り、占いとカウンセリングは得られるものが違います。
あなたの目的によって使い分けると良いでしょう。
それぞれおすすめする場合について解説します。
占いをおすすめする場合
以下のような方に占いをおすすめします!
不思議な体験をしたい方
刺激を求めている方
当たるか、外れるかを楽しみたい方
アドバイスが欲しい方
占いは神や宇宙の指示を占い師さんを通じて教えてもらうものなので、基本的にアドバイスが欲しい方向けです。
また、占いをショーなどのパフォーマンスとして楽しめる方にもおすすめです。
イメージとしては、悩みがそんなに深くなく、占いそのものが大好きで、楽しみたい方向けかなと思います。
カウンセリングをおすすめする場合
以下のような方にカウンセリングをおすすめします!
じっくり話を聞いて欲しい方
アドバイスされたくない方
納得の答えを得たい方
カウンセラーには傾聴の技術を体系的に学んでいる方が多いので、
とにかく話を聞いて気持ちに寄り添って欲しい方はカウンセリングが良いでしょう。
説教じみたことを言われたくない方、自分の考えを否定されたくない方に向いています。
自分で答えを導き出すので、納得感があります。
具体的なケースで占いとカウンセリングを比較
具体的な悩みを例に、占いやカウンセリングでのアプローチを比較していきます。
彼の気持ちが知りたい時
「彼の気持ちが知りたい」など、第三者のことを相談する場合、やっぱり占いですよね?
そんなことはありません。カウンセリングでも第三者の気持ちについての相談はよくあります。
占いでは、「彼の気持ちについて」直接占いますが、
カウンセリングでは、相談者さんから情報を引き出しながら相談者さん自身が考えていきます。
第三者について一番情報を持っているのは、占い師でもカウンセラーでもなく、相談者さんですよね。
また、相談者さんが彼の気持ちを知りたいと思い詰めるに至った理由についても考えていきます。
適職が知りたい時
カウンセリングでも統計に基づいた心理テストで適職診断することもありますよね?
星占いなどと違いはありますか?
カウンセリングでも統計に基づいた心理テストを行うことがあります。
占星術などの鑑定と違うのは、結果を返す時に
「結果はこう出ましたが、そのことについてどう感じますか?」
と、問いかけることです。
なぜならその結果はあくまで統計の結果で、その人自身が当てはまるかどうかは分かりません。
相談者さんが自分の行動や過去の経験などを振り返り、その結果に妥当性を感じているか、どんな違和感があるのかを発見し、それら全てを気付きとして大切にしていきます。
結論:大きな悩みなら、カウンセリングも検討を!
占いとカウンセリングは共通点もありますが、似て非なるもの、ということがお分かり頂けたかと思います。
特に人生に大きく関わることで悩んでいるようなら、カウンセリングを選ぶメリットは大きいように思います。
(就職・転職などキャリアのこと、結婚のこと、失敗ばかりする自分を変えたいなど性格のこと・・・)
なぜなら、納得感が占いより強いため、迷いなく行動を変化させやすいのです。
自分自身を変えたい人にカウンセリングはおすすめです。
最後に
この記事は、占いしか選択肢がないと思っていた方にカウンセリングについて考えるきっかけにして頂けたらと思って書きました。
カウンセリングは占いより敷居が高いイメージがありますが、全然そんなことないですよ。
近年、環境の変化は目まぐるしく、人の悩みは尽きません。
精神疾患になる前に心のメンテナンスをしていくことは、体の健康を気遣うのと同じくらい重要です。
気軽に利用できるカウンセリングサービスもどんどん増えています。
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