元占いジプシー（依存）のカウンセラー、水無月あいと申します。
占い依存で苦しんでいる方に、依存克服の方法をお伝えします。
私自身が克服した経緯と、その他の方の体験談も載せておりますので、少しでも参考になれば幸いです。
占い依存を克服する方法３ステップ
占い依存を克服する方法について、大きく３ステップに分けてお話しします。
step1:占いをやめなきゃと思わないこと
占い依存の克服の第一ステップは、占いをやめなきゃいけない、と思わないことです。
やめなきゃいけないから方法を聞いているんだけど・・・
不思議に思う方もいると思いますが、聞いて下さい。
正直、ここが一番重要です！
まず、「やめなきゃ」にはどんな感情が隠れているでしょう。
- 占いなんてくだらないものに大金を注ぎ込んでしまった私はなんてバカなんだろう
- 占いをやめられないなんて私は意思が弱いんだな
こんな風に自分と占いを否定する感情が隠れていませんか？
自分を責めることは逆効果でしかありません。
なぜなら、ただでさえ心が弱って占いを頼っていたあなたが、
自分自身からも攻撃されてしまうことで、さらに心の傷は深くなり、占いに助けてもらうことになるからです。
初めて占いをした時のことを思い出してください。
あなたがちょっと心に傷を負ってしまった時、たまたま占いの広告が目に入り、占いをした。
占ってもらうと、気分が良くなった。心が癒された。
きっとそんな経験があったんですよね。
それは普通のことです。
むしろ占いに助けられて、心が満たされたから、よかったのではないでしょうか。
それを続けようとするのもいたって普通のことです。
あなたのせいじゃありませんよ。
では、「やめなきゃ」の代わりに何と思えばいいんでしょうか？
もう必要なくなった
という風に自然に感じることができれば良いと思います。
といっても今は難しいかもしれません。
ですが占いのこと、占いをしている自分のことを認めてあげると、自然とそういう風に思えるはずです。
ここでは、ひとまず「自分を責めない」ということだけを気をつけてください。
占いと自分を認めてあげることで、「もう必要なくなった」と思える日がきっときます。
この最初のステップについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
step2:自分の悩みを言葉にしてみる（日記やカウンセリング）
step1で自分を責めることが不要で無意味なものだということが分かったら、次のstepに進みましょう。
ここでは自分の悩みを言葉にしてみましょう。
言葉にすることで、悩みの正体、自分の本当の気持ちに気がつくことができます。
具体的にはノートに日記をつける、またはカウンセリングを受けるのがおすすめです。
日記の書き方
どんな気持ちになったのか、自分が抱える不安を言葉にしてみてください。
そして、感情を表す言葉が出てきたら、「どうして？」とツッコミを入れます。
感情を表す言葉は以下のようなものです。
嬉しい、楽しい、満足、幸せ、爽快、愛している、懐かしい、欲しい、憧れる、尊敬する、好き、ワクワク、面白い、やる気になる、感謝、安心、ウキウキ、ルンルン、自信、心がはずむ、心地よい、達成感、驚き、心強い
悲しい、苦しい、寂しい、孤独、かわいそう、失望、情けない、屈辱、戸惑い、惨め、我慢できない、怒り、嫌い、不愉快、心細い、不安、不気味、困る、息苦しい、ガッカリ、憂鬱、だるい、絶望、よく分からない、不満、緊張、オドオド、あきれる、退屈
「どうして？」と問いかけることは、一人で考えているだけだとなかなかできませんが、
紙に書き出してみることで、できるようになります。
もう一人の自分が自分のことを客観視してくれるんです。
できれば毎日やるように習慣化していくと良いと思います。
お友達と話しているような感覚で、やってみましょう。
日記をつける時に気をつけること
ここで気をつけることは
- 誰にも見せないのだからカッコつけないこと。
- 会話しているような気分でかくこと。
- 堅い文章にしない。
とにかくリラックスして、自由に書くことを心がけてください。
なぜなら、その方が無意識に考えていることが出てきやすくなるからです。
感情を示すワードが出てこないんだけど・・・
そんな時は、その場の情景をよく思い出して、「どう感じるか」を再体験してみて。
日記はカウンセリングと同じ？
以上で説明した日記の書き方は、実はカウンセリングでやっていることとほぼ同じなんです。
カウンセリングが良い点は、
- 別の人の視点が入ることで、自分では気づかなかった考えに気づくことができる
- 無意識の身振り手振り、表情なども参考にすることができ、情報量が多い
- 会話なので文章を書くより早い
などなど色々あるのですが、
日記だと一人で好きな時間に気軽にできて、習慣化しやすいのでおすすめです。
最初は何を書いていいか分からないこともあると思いますが、少しずつ書きたいことが出てくるはず。
頭が整理される感じが心地よくなっていくと思いますよ。
書き出すことで、悩みの正体や自分の本当の気持ちに気付くことができます
日記なんて時間がかかるのでやりたくないな・・・と思う方へ
日記をやりたいと思ったことはあるけど、時間がかかるので続きません
確かに、時間はかかりますね。
でも、一日10分から20分くらいでも良いかと思います。
しかも慣れればもっと早くなります。
それすらも時間が取れない、と思う方。わかります。（笑）
その時間で、
- 家事ができる
- 育児ができる
- 明日の仕事の準備ができる
そんな風に思っているのでしょうね。
日記をつけるのは、完全に自分だけのための時間ですからね。
ちょっとだけ後ろめたい気持ちになっているのではないでしょうか。
だけど、あなたはもっと大切な存在ですよ。
自分のために時間を使って何が悪いんですか？
自分と対話する時間、自分のためだけの時間をとることを自分に許してあげてください。
自分のことを考える時間を1日10分も取れない、なんて考えないでください。
他人の考えに押しつぶされないようにするためにも、まず自分のためだけの時間を作るようにしましょう。
ちなみに、「シンプルにめんどくさい」と思う気持ちもすごく良く分かります（笑）
そういう方は、だまされたと思ってやってみて欲しいな〜・・・と思いますが
強制はできませんね。
カウンセリングもおすすめ
費用がかかるのが問題ないなら、プロのカウンセラーのカウンセリングを受けることもおすすめです。
日記よりカウンセリングが優れている点は
- カウンセラーが傾聴、共感してくれる（心の交流がある）
- 自分の偏った考え方に気付きやすい
- 問題を整理するスピードが日記よりも早い
などです。
自分一人ではなかなか気づけなかったことに気づけたり、
何より、一人で悩まなくても良いんだ、という安心感がカウンセリングの魅力です。
自分を大切な存在として扱って。まずは自分だけの時間をつくって！
step3:自分の考えに自信をもち、実行する
step2がうまくできるようになると、だんだん自分のやりたいことが分かってくるようになるはずです。
step３では、その答えに自信を持てるようになりましょう！そして実行しましょう！
私は、自分が納得して決めたことをしている状態を「幸せ」と考えているのですが、
まさに、このstepまでくると「幸せ」を感じることができます。
たとえ小さな決断でも構いません。
- 毎日体を動かすことが大切だと気づいたのであれば、「毎日散歩に行くこと」を目標とする
- 飲み会で相槌を打つのがストレスの元だと気づいたのであれば、「3回に1回は断る」ようにする
などなど、自分で「決めたこと」を少しずつ「実行」していきましょう。
だんだんと達成感が味わえるようになります。
そして、徐々に人生に大きく関わることにも直面するでしょう。
- 結婚
- 離婚
- 退職
- 引越し
これら大きな出来事は、自分で納得して決めたかどうかが本当に大切です。
例えば、会社に行くことを、果たさなければいけない義務のように感じていて、
今までやめられなかったが、もう何年も前からやりがいを感じなくなっていることに気づいた場合。
退職した方が自分にとって良いな、と感じたら、それをまずは認めてあげてほしい。
他人の声なんて関係なく、自分自身で決めたことです。これが尊い。
どんなものであれ褒めてあげてくださいね。
そうは言っても、周囲の目が怖い
常識とか、義務とか、関係ありません。
あなたが自分で導き出したことが唯一の真実ですからね。
そんなこと言ったって、まわりから反対されるに決まっている
と思うかもしれません。
でもまわりの人はあなたの人生の責任をとってくれないのです。
そう考えると、自分が納得できないことをしている限り、幸せにはなれませんよね。
うまくいかなかった場合、「こんなはずじゃなかった。」と、落ち込んでしまうでしょう。
どんなに反対されても自分の声に従った自分軸の生き方のほうが前向きになれるし、幸せになれます。
・・・かなり、壮大な話になってきました・・・（汗）
もちろん、私も完璧に自分軸で生きているかと言ったら、まだまだです。
でも、自分で決断することが幸せにつながる、ということを分かって頂けたかと思います。
3stepで達成されたこと
さて、３step完了です〜！おつかれさまです。
ここで達成されたのは、占いではなく、自分で人生を決める生き方です。
「占い」は外部のアドバイスを求めて従う状態ですが、
内部（自分自身）から出てきた「本当にやりたいこと」を実行できる状態です。
自分が本当にやりたいことが分かれば、占い結果なんて関係なく行動するのみです！
占い依存を克服した実体験
ここからはみなさんがどうやって依存を克服してきたか、先輩の声をお届けします。
自分で占いの解釈をすることで依存を克服
これは私、水無月あいの実体験です。
私は上記の日記をつけることに加えて、「自分で占いをする」ことで克服できたと思っています。
正しくは、「占いの解釈を占い師ではなく自分でする」ということですね。
占いは、結果を占い師が解釈して（リーディング）伝えるので、
占いの結果が同じでも、占い師によって色々なことをおっしゃるわけです。
たとえば占星術の場合、同じ生年月日を伝えても、占い師の先生によって
あなたの天職は研究者だという人もいれば、営業職だという人もいます。
でも、元にしているデータ（生年月日）は一緒なんです。
つまり「誰が解釈するか」が重要なんだ、と思った私は自分で解釈してみようと思ったのです。
タロットカードを購入し、タロットの絵柄のフィルターを通して自分自身をみるうちに、
自分にしか出せない答えにたどり着いて、次第に癒されていることに気がつきました。
- 占いを他人からのアドバイスと考えないこと
- 当たり・外れではなく、内省のためのツールとして考えること
- まわりではなく自分のことだけに焦点をあてる
というのが重要だったのではないかと思います。
タロットはそのきっかけになってくれました。
タロットを使った内省については、また詳しくご紹介したいと思っています。
タロットが自分を振り返るきっかけになりました
カウンセリングを受けることで依存を克服
これは、テレビ番組「ザ！世界仰天ニュース」で特集された例です。
下のURLから記事が読めますが、ここでは要点をご紹介しますね。
- まじめで責任感がある25歳女性、リカさん
- 大学を卒業後も定職に就かず、父親からも就職するようにプレッシャーをかけられる
- 悩んでいた時にお店で占いをしてもらい、通うように。
- 知人に見られることを恐れ電話占いをするようになる
- 自分では何も決められなくなる
- 借金をしてしまいキャバクラで働きながら返済をする日々
- キャバクラの客が話を聞いてもらいに来るのを見ていると、自分も話を聞いてもらいたいのではないかと気づく
- 心理カウンセラーに相談し、知人と電話をすることで占いをやめられた
この方は誰かと繋がっていたかったということに気づいたとのことです。
心理カウンセラーにカウンセリングをしてもらい、自分を振り返ることができたようですね。
番組の詳細が知りたい方は以下をごらんください。
その他の体験談
その他として、ヤフー知恵袋などでは以下のような体験談を見つけました。
- 占いがこっぴどく外れたのでやめた
- 金銭的に不可能になった
偶然やめられた、というようなケースですね。
再発しないようにするには、
自分の心に目を向け、納得してやめるのが良いのではないかと思いますが、
それ以外でも辞められた例がある、ということも知っておいて損はないかと思います。
まとめ：占いを克服するには
まとめます。
占いを克服するには、「自分のことをきちんと振り返ること」が共通して大切になります。
具体的なやり方としては、
- １、占いをやめなきゃ、と意識しない。自分を責めない！
- ２、日記やカウンセリングで自分のことを振り返る
- ３、自分の決断に自信を持って、実行する
また、自分を内省するツールとして占いを使ったり、
心理カウンセラーに相談して、一緒に自分を振り返る方法も
紹介させていただきました。
これを見てくださっている方の参考に少しでもなれば幸いです。
最後に カウンセリングの紹介
私は、占いジプシーの方専用のカウンセリングをオンラインで行っています。
ご興味がある方は以下をご覧いただくか、メールにてお問い合わせください。
メールアドレス：minazuki.ai.counselor@gmail.com
