今占いジプシー(依存)状態で困っている方へ。
他の人はどうやって克服したんだろう?
また
私も占い依存を卒業できるんだろうか・・・?
と気になりますよね。
大丈夫です!きっとあなたもやめられます。
私は今現在たまに占いを楽しむこともありますが、以前のように不安にかられることはありません。
今回は
- 私がどうやって占いジプシー(依存)になったか
- どう克服したか
- やめてからの占いとの付き合い方
- やめて生活はどう変わったか
などについて話していきたいと思います。
※この記事の内容は、音声でも聴けます。
音声の方が詳細に語っていますので、詳しく知りたい方は以下からどうぞ。
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私が占いジプシー(依存)になった原因
私はジプシーになるほんの少し前まで、占いなんて全然信じていませんでした。
そんな私が、どうして自分でもひくくらい占いにハマってしまったのか?
それには様々な理由が関係していると思います。
原因は仕事とプライベートのストレス?
占いにハマったのは心身がキツかった時期と重なっています。
以下のようなことが次々と起きました。
- コロナ禍で妊娠発覚。
- コロナが心配ななか、首都圏の通勤電車で2時間半の電車通勤。
- 任されていた仕事のプロジェクトがお蔵入りになる。
- 家に帰ったら家事・上の子の育児。
- 1ヶ月以上に及ぶ謎の発熱、頭痛、不眠・・・コロナかも?という不安と常に戦っている状態。
以上のように、今考えると私の心身はズタボロだったのです。
まさに、毎日をただこなすだけ。
夜寝る前には、
ああ、やっと今日が終わったのに、明日も同じような日が待っているなんて、つらいな。
そんなふうに考えていました。
そんな時、通勤中にみていたYoutubeで、占い動画を見つけました。
何気なくその動画を見たら、その占い師さんが私の今の状態をことごとく言い当てたのです!
今考えると、言い当てた、というよりは、よく当てはまっていただけかもしれません。
とにかく、その時は信じられない奇跡を感じて
占いってすごいんだ!!
と感激したのを覚えています。
また、その動画では「今年までは大変な時期だけど、来年からはとっても良い運勢になる」、と言われました。
その言葉に希望を感じ、私はなんとか日々のモチベーションを保つことができました。
占い依存状態の時はどんな感じ?
そこからどっぷり占いにハマった私。
こんな感じでした。
占い動画を一日中みる
YouTubeで活躍されている占い師さんのチャンネルを15~20くらいフォローして、
一日中占い動画を見ていました。
特に、別の方が同じことを言っている時は念入りにチェックし、アドバイスには絶対に従うようにしました。
占いサイトでメール占いや電話占いをする
ココナラさんや他の電話占いサービスを利用して、お金を払って個人鑑定してもらうようになりました。
やっぱり無料の動画もいいですが、有料で個人にあてた鑑定じゃないと、私オリジナルの結果が得られない、と感じていたんでしょうね。
ですが、お金をあまり使っていると、家族がいるのでバレます(笑)
自分でタロットを買って毎日占い三昧
これ以上占いにお金をかけられないなと思った私は、自分で占うことにしました。
タロットカードを買って、数万円もする解説書を買い、だいたい5万円程度の額を使って占いをできる環境になりました。
(結局けっこうお金使っていますね(笑)
そこからは占いたい放題で、一日三回はタロットカードを引き、一日中カードの意味を考えていました。
ですが、よくない結果が出た時は、プロの占い師さんに連絡して、「こう出たんですけど、こういう意味でしょうか?」なんて答え合わせをしている始末・・・
自分で占っていると、自分がちゃんと正確に占えているかどうかわからなくなってしまうんですよね。
そして、分からないままで放っておけない。
何がなんでも結果を出して、その結果に従わないと気がすみません。
毎日占っていないと不安、強迫的に結果に従う日々
このころからあまり占いを楽しめなくなっていることに薄々気づき始めました・・・。
自分のことだけならまだしも、夫や子どもなどの第三者に関することまで占い、
それに従っていないとソワソワしていました。
不安を解消するための占いが、逆に不安をつくってしまうことも増えました。
ある日、子どもの習い事を続けさせるべきかどうかを占った時、
「続けるべき」
と出ました。
それからは、泣いている子どもを引っ張ってでも習い事に連れて行こうとしていましたが、
嫌がっている子どもを見て、「私は何をしているんだろう」と、落ち込みました。
でも、占いをやめることはできませんでした。
もう絶対にやめようと思っても、どうしてもタロットカードに手が伸びてしまう・・・
そんな毎日を繰り返しました。
やめたい、けどやめられない。
何が正解なのか、教えて欲しい・・・
占いに心の中を支配されてしまい、結果にビクビクする不安な毎日が日常になってしまったのです。
占いジプシー克服に役立ったこと
そんな占いに心を支配されていた私でも、今現在、占いと適切な距離をとることができています。
あることをきっかけに劇的に改善したわけではなく、ゆっくりと回数が減って、気がつけば普通になっている感じでした。
占いジプシー克服に役立ったことは、今考えると以下の3点だったと思います。
- ストレス源を断つ
- 占い結果を内省ツールとして使いセルフカウンセリングをする
- やめようと思わないこと
順に解説していきますね。
ストレス源を断つ
実は、1ヶ月発熱と頭痛、不眠状態が続いていたのは、適応障害という病気のせいだということがわかったので
診断書をもらい、会社は休職となりました。
会社を休むと、心身状態がみるみる回復していきましたね。
これは私の場合、妊娠中で会社に行く体力がなかったことと、コロナを心配しながらの通勤がストレスとなっていたことが分かりました。
いや、そうは言っても会社を休職するなんて普通できないわ、と思っている方へ。
私の場合ストレス源が会社だったので、他の方はそうとは限りません。
何がストレス源になっているかは一人一人違います。
占いに限らず依存状態になってしまうということは、
心に満たされないものがある場合が多いので、
そういう意味でもストレス源を断つのは有効です。
セルフカウンセリングをすること
私はカウンセラーとしての知識でセルフカウンセリングをし始めました。
セルフカウンセリングと言っても、日記みたいなものです。
毎日10分くらい、今の気持ちをノートに書き記し、
感情を表す言葉に注目して、「どうしてそう思ったのか」と自問していくことを丁寧に行いました。
これをすることで「本当の自分はどうしたいか」が段々と分かってきました。
本当の自分の声をきくことで、占い結果に翻弄されない自分の軸を発見することができたのです。
これは、カウンセラーとしての知識が役立ちました。
日々、丁寧にこれをしていたら、と思いますが、でも精神的時間的に余裕がないと、自分のことをゆっくり考える時間を取ることもできないのです。
だから会社を休んだことは本当によかったですね。
タロットを使った内省は癒し効果あり
また、日記を書く時に今日引いたタロットカードを内省のツールとして使うとすごく癒されたのが驚きでしたね。
あ、タロットはこうやって使えば良いんだ。
と思いました。
詳しくは別の記事でお伝えしようかと思いますが、簡単に言うと、
タロットの絵柄があらわす世界観を通して、自分の悩みをみてみる、という内省方法です。
これは占いではないと思いますが、そういう使い方の方が私はしっくりきました。
例えるなら、落ち込んでいる時に星空を見上げると、
「こんな小さなことで悩んでいるなんておかしいな」
と、自分の悩みの小ささに呆れたりしませんか?
そんな感覚がありました。
やめようと思わないこと
そして、大切なのが、「やめようと思わないこと」です。
下の記事でも詳しく書きましたが、占いをやめられない自分を責める思考は逆効果です。
会社を休んで時間ができてからは「自分の好きなことをしよう」と決めていました。
占いも、やめられないならまずはそのままやめなくて良い、という考え方です。
そして次第に「不安を感じる後味の悪い結果」に従うことがバカらしくなってきました。
だいたいの人がそうじゃないの?と思われるかもしれませんが、
占いに盲目的に従っていたそれまでの私では考えられなかったことです。
占いジプシーを克服して変わったこと
占いジプシーを克服してから変わったことは、大きく3つあります。
- 生産的なことに時間が使えるようになった
- 自分が好きなことがわかった、または思い出した
- 夢に向かって一歩ずつ歩き出せた
説明します。
生産的なことに時間が使えるようになった
まず時間の使い方=生活がガラリと変わりました。
一日中占いのことばかり考えていたのがなくなり、その他の生産的なことに時間を使えるようになりました。
自分の好きなことがわかった、または思い出した
家事・育児はもちろんですが、やってみたかったことを少しずつやるようになりました。
小さなことですが、楽器を弾いてみたり、本屋さんでじっくり本を選んでカフェで読んだり、お気に入りのアロマオイルを焚いたり・・・
こんなことが好きだったんだと思い出したような感覚です。
不思議なことに、占いの勉強もはかどりました。
タロットカードの世界観や、歴史を学ぶことで、やっぱりタロットカードはすごいな、と思えましたし、
「当たるかどうか」はどうでも良くなって、占いとしてというより、不思議な絵画として好きになっていきました。
また、自分の心と向き合うことも毎日継続しました。
自分と対話することで、日々自分を発見していく作業は癒しに繋がりました。
夢に向かって一歩を踏み出せた
占いをやっている時には「未来を良くしたい」と思っていたのですが、
不思議なことに具体的な行動はあまりできませんでした。
しかし、占いをやめたら逆に夢に向かっての行動を取ることができるようになりました。
これは日々セルフカウンセリングで「自分と対話する」作業をしていたからだと思います。
逆にいうと、占いという外部からのアドバイスでは「不安回避」の安心材料にはなるけど、積極的な行動を取る理由にはなりそうにない、ということです。
これは自分から出てきた言葉の方が占い結果より「しっくり」くるからに他なりません。
まとめ
占い依存になってしまったところから、克服するまでの体験談をお話しました。
占いをやめたくてもやめられない時期は辛いものがありましたが、
今無事やめられて、学ぶものが多かったと感じます。
克服には、ストレス源を見極めてそれを断つこと、セルフカウンセリングが特に有効だと感じました。
もし今困っている方は、自分に置き換えて、何ができるか考えてみてください。
くれぐれも、やめることができない自分を責めないでくださいね。
克服する方法をもっと詳しく知りたい方は下の記事もごらんください。
最後に
占いをやめられなくて困っている方に向けてのオンラインカウンセリングを行っています。
Zoomを使用した対面カウンセリング、またはメールカウンセリングが選べます。
詳細はこちらをごらんください。